（１）地域の概要
　富士宮市街地より北へ約６Km、霊峰富士の裾野に位置し、富士登山道沿い天母山を背にした自然環境に恵まれた農山村地域が本校の学区である。

　昭和５０年代の児童数の急激な増加に伴い、本校でも教室・特別教室等の増改築、屋内運動場の新築、運動場の整備等が進められた。それにあたっては地域住民、ＰＴＡが積極的に活躍し、理想に近い教育環境が整備され、現在もその当時の気持ちで施設維持等がなされ、保護者の学校教育への関心は引き続き高いものがある。

　昭和６１年、上宮内地区、登山道東側に山宮工業団地が建設され、工場群が立ち並んでいる。さらに平成１９年度末、南麓道路が一部開通し、平成２９年３月に全面開通した。また、学区南側には平成１０年度の世界女子ソフトボール大会開催時に建設された県立のソフトボール場があり、隣接する多目的球技場と併せて「山宮スポーツ公園」として、市民のスポーツの中心になっている。

（２）主な沿革　　《学校設立》 明治８（1875）年９月２４日

明治５年８月　学制が公布され、山宮村全村をもって設置区域とする。

明治８年９月　本校を設立し本村久保に校舎を建設し第２大学区公立小学校「戴清舎」とする。

明治１３年４月　本県通達に基づき、公立山宮小学校と改称する。

明治４４年５月　本校を廃し北山村立北山尋常小学校に合併、北山尋常小学校山宮分教場と称す。

昭和２２年６月　北山村立北山小学校より分離独立し、北山村立山宮小学校と称する。

昭和３３年４月　富士郡北山村を廃し、富士宮市に合併編入。富士宮市立山宮小学校と改称する。

令和６年９月　創立１５０周年